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桐野夏生

桐野夏生の短編集「錆びる心」を読んだ。
人間の怖さが身にしみるけど今ひとつなので★★★☆☆。

ここからは以前に読んだ本の感想・・・

「ジオラマ」「光源」などの短編集も
そこそこおもしろいので★★★★☆。

「顔に降りかかる雨」「天使に見捨てられた夜」「ダーク」は
探偵、村野ミロが主人公のミステリー。
読みやすくてけっこうおもしろいので★★★★☆。

「ファイアボール・ブルース」は女子プロレスラーが主人公。
かっこよくスカッと楽しめるので★★★★☆。

「柔らかい頬」は行方不明の娘を探す母親のストーリー。
主人公の母親は嫌いだけどミステリーとしては充分おもしろいので★★★★☆。

「OUT」は圧巻!
殺人を犯し隠そうとする主婦たちのスリルとグロさと怖さは
読み応え充分な長編作品なので★★★★★。

「グロテスク」は学歴、美貌に対する差別をかなりシビアに描いている。
女特有の意識や差別は興味深く読めるので★★★★☆。

「残虐記」は監禁された少女のストーリー。
淡々と小説として語られる内容は不気味、
これはかなり嫌悪感が残るので★★☆☆☆。

桐野夏生の描く人間の怖さは絶品!
でもあまりにリアルすぎて心地悪いものが残ることもあるので要注意・・・
by nya_ponpon | 2006-08-08 12:39 | 本.映画のこと | Comments(0)
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